意外と知らなかった!?人類と共に歩んだ性病の歴史

古代ギリシア・ローマと性病

性病は有史以前から存在していたと言われていますが、その存在が人々の間で広く認知されるようになったのは古代ギリシア・ローマの時代からです。キリスト教がヨーロッパに伝播する以前は、セックスに対するタブー視もそれ程ありませんでした。その上、この時代のギリシア・ローマでは同姓愛が大々的に認められていたため、性病が勢いよく蔓延していったんですよね。この時代では、淋病や尖圭コンジローマといった性病が知られていました。

コロンブスの探検隊と性病

梅毒は世界中に広く分布しており、最も有名な性病と言っても過言ではありません。この梅毒をヨーロッパに持ち込んだと言われているのが、かの有名なコロンブスの探検隊です。この探検隊の一員が西インド諸島の先住民とセックスを行い梅毒に感染し、ヨーロッパに持ち込まれ、それから世界中で爆発的に拡散していったとされています。その結果、中世ヨーロッパの君主も梅毒で数多く亡くなっています。当時は有効な治療法がなかったため、死亡率がとても高かったんですよね。

煌びやかな遊郭の世界と性病

コロンブス探検隊によって世界中に伝播されたと言われる梅毒ですが、日本も例外に漏れず、すぐに持ち込まれ日本中に拡散していきました。特に猛威を振るったのが、煌びやかな遊郭の世界です。遊郭では、一人が感染すると爆発的に感染を広げてしまうんですよね。もちろん他の性病に感染することもありましたが、梅毒は死亡率が高いことに加えて、闘病生活に入ると長い期間客を取ることができなくなるため、遊女に一番恐れられていた性病でした。ですが、時代が進むと遊郭は管理体制を整え始めたため、梅毒の蔓延は緩やかになっていったと言われています。

性病の中には、治療が難しく、最悪の場合には命に関わるようなものまであります。HIVやC型肝炎がその代表例です。